- 2023.10.13
円安と日本の不動産
円相場含め「過度な変動は問題」 G7声明受け財務省幹部との記事が日経新聞の記事にあったので考察してみました。
円安が進むと、海外の投資家は日本の不動産を以下の観点から魅力的に感じるようになるといわれてます。
1.不動産価格の割安感
円安になると、日本の不動産価格が割安に感じるようになります。例えば、1ドル100円のときに1億円の不動産を購入すると、自国通貨で100万ドルが必要になります。しかし、円安が進んで1ドル150円になると、1億円の不動産を購入するのに自国通貨で66万6667ドルで済むため、不動産の価格が66%割安に感じることになります。
2.日本の不動産市場の安定性
日本の不動産市場は、世界の中でも比較的安定していると考えられています。これは、日本は経済大国であり、人口も比較的多いため、安定した需要が見込めるからです。また、日本の法律や融資制度も整っており、海外の投資家にとって投資しやすい環境が整っています。
これらのことから、円安が進むと、海外の投資家は日本の不動産への投資を積極的に検討するようになると考えられます。実際、2022年以降、円安を背景に海外投資家による日本の不動産投資は活発化しています。
ただし、円安が進むと、日本の不動産価格の上昇を招く可能性もあります。そのため、海外の投資家は不動産価格の上昇しきる前にしこみたいと考えている方がおおいとおもいます。
3.東京という都市があるということ
東京の特徴としては人口密度が高いということです。
東京の人口密度が高い理由は、以下のとおりです。
- 経済発展
東京は、日本の経済の中心地であり、多くの企業や金融機関が集まっています。そのため、多くの人が就職や仕事を求めて東京に流入しています。
- 都市化
東京は、日本の人口の約10%が集中する大都市です。そのため、農村部から都市部への人口流入が進み、人口密度が高まっています。
- 地理的要因
東京は、日本の国土の南東端に位置しています。そのため、海に囲まれており、土地が限られていることが、人口密度を高める要因となっています。
具体的には、以下の理由が挙げられます。
- 日本は国土が狭い
日本の国土面積は37万7975㎢で、世界で第64位です。一方、東京23区の面積は2,190㎢で、日本の国土の約0.05%にすぎません。そのため、人口が限られた面積に集中し、人口密度が高まります。
- 東京は日本の経済の中心地
東京は、日本の政治・経済・文化の中心地です。そのため、多くの企業や金融機関が集まっており、多くの人が就職や仕事を求めて東京に流入しています。
- 東京は交通の要衝
東京は、日本の鉄道や道路の交通の要衝です。そのため、全国各地から多くの人が東京を訪れ、人口密度が高まります。